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第107回全国高校野球選手権の準々決勝で敗れた横浜(神奈川)は20日、新大阪駅を出発し、神奈川への帰路についた。前日は県岐阜商と延長11回タイブレークの激闘の末、敗れていた。
この日に荷物をまとめ、大阪市内の宿泊地をチェックアウトした横浜ナイン。最後にホテルの従業員へお礼のあいさつを行った。感謝を述べる村田浩明監督、阿部葉太主将(3年)の目には涙があった。
「選抜と夏で1カ月以上、ここで過ごさせてもらい、本当に温かいご支援をいただきました」(村田浩明監督)
「優しく受け入れてくださった。本当に家に帰ってきたみたいでした」(阿部葉太主将)
お客様第一主義を貫くホテルマンは接客のプロだ。それでも横浜ナインの見せた戦い、姿勢は胸を打つものがあった。村田監督があいさつしている途中で、同ホテルの西拓也フロント副支配人(40)は涙をこらえることができなかった。思いを明かした。
「“夏を目標にしてやってきた”と何度もお聞きしておりました。それがかなわず、泣いて甲子園を去っていく姿が(イメージに)出てきてしまって、感情移入してしまいました。村田監督の涙を見て、もらい泣きしました」
春の選抜は優勝、夏の甲子園は準々決勝まで残り、開幕前の練習期間を含めると同ホテルで長い時間を過ごした横浜ナイン。ホテルの従業員たちにも好影響があったという。
「野球に興味ないスタッフもいると思いますが、宿泊していただくことで、みんなが横浜さんを応援する。普段、あまり会話しないスタッフとも話のきっかけになり、私たちにとっても凄くプラスと思います」
横浜ナインからは選手名の入った色紙がプレゼントされた。試合を行う球場以外でも、多くの人が甲子園大会を支えている。(アマチュア野球担当キャップ・柳内 遼平)
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