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風に揺れる草花が心地よいナチュラルガーデン。その自然な美しさに惹かれる一方で、「たくさんの苗を買うとお金がかかる」「お手入れが大変そう」と悩んでいる方も少なくないだろう。そこでおすすめしたいのが、一度根付けば「植えっぱなし」でも毎年花を咲かせてくれる多年草だ。とくに、1苗でも大きく育つ植物を選べば、少ない数でもお庭を華やかに彩ることができ、ガーデニングにかかるコストや手間をぐっと抑えられる。
今回は、1苗で大きく育ち、植えっぱなしで毎年初夏から秋までずっと花が咲く、ナチュラルで暑さに強い多年草を3種、参考価格とともにご紹介する。
◇1苗で大きく育ち、秋までずっと咲くナチュラル多年草3選
今回紹介するのは以下の3種だ。いずれも日当たりの良い場所を好み、夏の厳しい暑さの中でも次々と花を咲かせる、生命力あふれる多年草。冬の寒さにも強く、植えっぱなしでも手間がかからないため、初心者や忙しい方にもおすすめだ。
①蝶が舞うような愛らしい花が晩秋までずっと咲く「ガウラ」
和名で「白蝶草(ハクチョウソウ)」と呼ばれるガウラは、その名の通り、白い蝶が群れをなして舞っているかのような可憐な花姿が魅力だ。細くしなやかな茎が風に揺れる様子は、ナチュラルガーデンに心地よい動きをもたらしてくれる。
繊細な見た目ながらとても丈夫で暑さに強く、初夏から晩秋まで途切れることなく咲き続けるため、長い期間お庭を美しく彩ってくれる。ピンクの花が咲く品種もあるので、好みに合わせて選べる。
肥料はあまり必要なく、乾燥気味の環境を好むため、根付けばほぼ手間いらず。ただし、草丈が1m以上になる品種は倒伏しやすいため、周囲の植物と支え合うように配置するか、広がりすぎた場合は適宜切り戻しを行うと美しい草姿を保てる。
参考価格:300円〜700円前後(3号ポット苗)
②爽やかな良い香りが魅力の「アガスターシェ」
アガスターシェは、爽やかな香りを漂わせるハーブの仲間。初夏から秋にかけて、まっすぐに伸びた茎の先端に愛らしい小花を穂状に咲かせる。花色は紫、ピンク、オレンジなどバリエーションが豊富で、草丈が高くなる品種が多いため、花壇の背景や立体感を出したい場所に最適だ。花にも葉にも爽やかな香りがあり、ドライフラワーやポプリとしても楽しめる。暑さや乾燥、病害虫にも強くローメンテナンスで、日本の厳しい夏でも比較的元気に育つ。水はけの良い土に植えるのがポイントだ。
参考価格:300円〜700円前後(3号ポット苗)
③ボリュームのある甘い香りの鮮やかな花「宿根フロックス(フロックス・パニキュラータ)」
茎の頂部に小さな花がこんもりと集まって咲き、初夏から秋のお庭を彩る宿根フロックス。そのボリューム感と鮮やかな色彩で、お庭を一気に華やかな印象にしてくれる。花からはほんのりと甘い香りも漂う。花色はピンク、赤、白、紫などバリエーション豊富で、一度植えれば年々株が大きくなり、1株でも見ごたえのある姿に成長していくため、お庭の主役やアクセントにおすすめだ。
風通しの良い場所に植えると病虫害を予防できる。水はけの良い土に、株間を十分に開けて植え付けよう。花が咲き終わったら茎ごと切り戻すと、新しい花が咲きやすくなり華やかな姿を長く楽しめる。
参考価格:300円〜1,000円前後(3号ポット苗)
◇大きく育って長く咲く多年草で、お金をかけないナチュラルガーデンづくり
今回紹介した多年草は、どれも暑さに強く、秋までずっとナチュラルな花を咲かせてくれる。一度根付けば年々株が充実していくため、長期的な視点で見ると非常にコストパフォーマンスの高い植物たちだ。
季節ごとに新しい苗をたくさん買い揃えなくても、環境に合った丈夫な多年草を取り入れることで、手間や費用を抑えながら美しいお庭を作れる。ぜひ、お気に入りの植物を見つけて、心地よい庭づくりを楽しんでみてほしい。
◇ガーデニング豆知識:一年草・多年草・宿根草の違いとは?
最後に、一年草・多年草・宿根草の違いを整理しておこう。
一年草:発芽から種ができるまでのサイクルがワンシーズンで完結する植物。
多年草:開花後も生長を続け、翌年以降も開花が楽しめる植物。常緑性と落葉性がある。
宿根草:落葉性の多年草を特に区別して「宿根草」と呼ぶことがある。開花後、地上部分の茎や葉は枯れるが、根は生きたまま休眠する植物。
※園芸品種では、常緑多年草でも「宿根草」や「宿根」と表記される場合があるので、参考までに覚えておくとよいだろう。
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