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本格的な夏を前に、日差しが一段と強まるこの季節。ビジネスパーソンにとっても、第一印象や清潔感を左右する肌のコンディションは、重要な自己投資・自己管理の一環といえる。しかし、せっかく日々のスキンケアや美容医療に時間とコストをかけていても、この時期の紫外線対策を誤れば、その努力の成果は一瞬で相殺されかねない。これからの季節、ビジネスのパフォーマンスを維持するのと同様に、戦略的な「肌の防御策」が求められる。
本記事では、美容皮膚科医の長尾沙也加先生の著書『美容ドクターが教える 一生使えるきれいのToDoリスト』より、今こそ知りたい紫外線の恐ろしさと対処法をわかりやすく解説する。
◇スキンケアは「取る+足す+守る」が基本
長尾先生はスキンケアを「取る(汚れを落とす)」「足す(足りないものを補う)」「守る(ダメージを与えない)」の3本柱で考えている。過不足なく適量を守ることが大切だという。
とりわけ重要なのが「守る」であり、その中核をなすのが紫外線ケアだ。紫外線はシミだけでなく、シワやたるみも引き起こす。肌の老化は「光老化」と「加齢による老化」に大別され、光老化がその約8割を占めるといわれている。光老化を引き起こすのが紫外線であり、慢性的なダメージが蓄積すると肌の質感が変化し、くすみの原因にもなる。
◇知っておきたい紫外線の種類と年間対策の必要性
肌に作用する紫外線は2種類ある。UVAは地上に届く紫外線の約95%を占め、波長が長く真皮層まで浸透してシワ・たるみ・毛穴の原因となる。UVBは波長が短く表皮に影響し、シミやそばかすなどの色素沈着を引き起こす。
紫外線対策は「夏の外出時だけでOK」と思われがちだが、実は1年中必要だ。UVBは夏がピークだが、UVAは冬になっても夏の半分程度しか減らず、ガラスも通過するため室内でも肌は年中ダメージを受けている。
◇日焼け止めは適量を2度塗り、2時間おきの塗り直しが鉄則
日焼け止め入りの下地やファンデーションは補助的な効果しかないため、まずは日焼け止めそのものを使用することが推奨される。また、ほとんどの人は塗る量が足りておらず、商品に記載された効果を得るには普段の2〜3倍の量が必要だ。「きっと足りていない」という前提で2度塗りし、クリームタイプならパール2粒分、ローションタイプなら一円玉2枚分を目安にしっかり塗ろう。
日焼け止めは時間の経過とともに効果が低下し、汗や皮脂、摩擦で落ちやすい。2時間ごとの塗り直しが基本であり、どんなに高機能なものでも塗り直しをしなければ効果は半減する。スティックタイプやパウダータイプなど、メイクの上から塗り直しやすいアイテムも増えているので、習慣化したい。
◇美容皮膚科医が実践する「日焼け止め3層塗り」
長尾先生は徹底した紫外線対策として、毎日最低3つの日焼け止めを塗っている。まずウォータープルーフの日焼け止め、その上から白浮きしにくい振って使うタイプを重ね、最後にメイクの仕上げとしてSPF50のルースパウダーを重ねる。日中はパウダータイプやスティックタイプで塗り直し、UVカット効果をキープする。
「飲む日焼け止め」と呼ばれるサプリメントの併用も有効で、塗る日焼け止めだけでは完全にUVを遮断することは難しいため、サプリで肌へのダメージを軽減するのが狙いだ。紫外線が特に強い10〜16時の外出時には、帽子やサングラス、長袖の服などで物理的に守ることも大切だ。
日々の小さな習慣の積み重ねが将来大きな違いを生む。今年の夏こそ、戦略的な紫外線対策を習慣化し、ビジネスでもプライベートでも輝く肌を手に入れたい。
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